2012.05.09 Wednesday
酷道ヨサクで京柱峠へ
5/6(日)、祖谷(徳島県)から大豊(高知県)へと抜ける県境の峠、京柱峠に行ってきました。
写真(上):絶景。京柱峠から剣山方面を見渡す。
祖谷から標識通りに右折、京柱峠を目指しました。
大きな穴、落石を避けながら進む細い道。「えぇ〜これほんまに国道?」と普通は思ってしまうでしょう。
この道は『酷道ヨサク』と揶揄されることも多い「国道439号線」です。
でも、6年前は何も知らずにカーナビの導くがままに極度の不安にかられながらの決死の走行でした。
路面に出来た大きな穴にハンドルを取られ、「首痛なるでえ。」というくらい揺られたり、倒木に道を塞がれ、車から降りて脇に移動させたりと体力消耗が激しい道でした。
今回は2度目の体験だったので心の準備は出来ていました。倒木等はありませんでしたが、落石で車の底を擦ってしまうことが一度ありました。
やっとの事で京柱峠に着きました。 この看板が効いてました。
おいしい湧き水もいただきました。
レッドデータブックに登録されている県も多い「ヤマシャクヤク」が満開でした。
京柱峠と言えば、『しし肉うどん』。
酷道を登り切ると、「えっこんな山の中に食堂?」と、突如開けた視界に飛び込んできます。
入るべきか入らざるべきか、ためらった6年前。
あの時の胸の高鳴りはありませんでしたが、この店構えは健在でした。
店内の壁、天井一面にびっしりと貼られた酷道ファンや峠茶屋ファンの寄せ書き。
中には東野幸治やナインティナイン矢部のサインも。
店主のおいちゃんがひょうひょうと作ってくれる「しし肉うどん」。やっぱりおいしかった。
おいちゃんもお元気そうで何よりでした。麓の大豊町から25分もかけて毎日通っているそうです。
店内からの絶景とウグイスの声。
久しぶりの酷道ヨサク。
もし、この道が普通の国道並みの広くてきれいな道になってしまったら・・・。
京柱峠で味わうしし肉うどんや絶景の達成感も半減してしまうのでしょうか。